なんとな~く、さびしい

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 秋だからなのか、何となくさびしいのだ。
 仕事は忙しいし、友達も周りにたくさんいて、家族もみんな元気なのだが、なんとな~くさびしい気がする。

 だって、結局人は独りなんだから、という答えはある。
 さびしいことを、何かの欠落かと考えて、問題探しをしようとする心が正しくない。
 多分、人は我に返るとみんなさびしく、みんな独りで、でもまあいいか、と感じて生きている。

 そのさびしさが激烈だったりすると、お酒を飲み過ぎたりするのだろうか。

 わたしは、ほとんどお酒が飲めないので、酔って憂さを晴らしたことがない。
 酔って、気持ちが悪くなることはある。

 さびしさは、誰にも共通にある感覚だから、「泣けます」と謳う映画が流行るのだろう。
 さびしいとは何なのだろう。
 人がいつか死んで、別れ別れになること。
 伝えたい心が伝わらないこと。
 誰かのために生きる人はいないこと、言い換えれば、誰もが自分のためにしか生きられないことに納得が行くこと。
 愛しても苦しいばかりであること。
 愛されても、嬉しくないときもあること。
 愛が単なる執着である様な気がすること。

 というか、そもそも、愛というものは無いこと...。
 さびしいのは、それに気がついたせいかも知れない。
 気がついたから、自分と他人の心に過剰な期待はしなくなる。
 それはある意味、楽なことではある。
 そして、それとひき替えに、さびしさが来るのだ。

   それが人生の平凡な姿かと納得して、ひとり、じ~ん、としたりもするのだ。

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このページは、kyokotadaが2008年9月29日 20:24に書いたブログ記事です。

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