ライブをやるたびに、こういうご要望が出る。
「とっても良かったけど、知ってる曲がなかったのよ~」
どうしたものであろうか?
私としては、結構知られている曲にマニアックなものをとりまぜているつもり。
しかし、ほとんどのお客様から
「知らない曲ばっかり」
と言われてしまう。
困った。
地方などのコンサートでは、「これでもかっ」というほど、定番のスタンダードを並べる。なぜなら、「皆さんにお馴染み曲をお願いします」と頼まれるからである。
例えば、スターダストとかアズ・タイム・ゴーズ・バイとかフライ・ミー・トゥー・ザ・ムーンなど。すると、どこでやっても同じ曲ばかりになってしまう。
ヒット曲のある歌手などは、一生これをやり続けるわけであるが、私は飽きっぽいのでそんなの全くイヤである。
もちろん、そういった曲は名曲なので、歌うたびに「おー、さすがに良くできている、美しい」とは思うのだが、やっぱり他の色々な曲も歌ってみたい。
というので、昨年などは、J-POPからカンツォーネ(イタリア語)、シャンソン(フランス語)まで、挑戦してみた。
すると、これまたあまり自分には馴染まないということが分かった。
J-POPは、これからもアレンジなどに凝ってやり続けたいと思ったものの、他のジャンルはやっぱり借り着のように変であった。
そこで、じーーっとやりたい曲について考えた。
私が好きなアーティスト。
それは、スティーヴィー・ワンダーでありロバータ・フラックでありパティ・オースティンでありフローラ・プリムなんであった。
そしてその周辺のダニー・ハサウェイとかクィンシー・ジーンズとかボブ・ジェームスとかを聴くと、「おーー、かっこいい」と感動するのだ。
そこで、今年は、もう妥協をやめてひたすらその辺りをつぶしてゆくことにする。
徹底的に、70後半~80年代。
だって、私はその時代に生きたのだ。
その時代の音楽は、全体的に見てもクォリティが高い気もする。
新たに取り入れたいのは、スティング。
また取り戻したいのが、マリナ・ショウとディーデイー・ブリッジウォータあたり。
ということで、本格的JAZZと平行してアレンジものやります。
あわよくぱ、オリジナルも、というのは欲張り過ぎか?
以上、今年の抱負でした。
皆様、どうかよろしくご支援のほど!!
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