今朝、新聞の週刊誌宣伝欄を見て、久し振りに突然、頭に来た。
今話題の若の花・貴の花確執問題についての記事。
週刊文春は、父親と離婚した憲子さんが全ての元凶だと貴が語ったという記事であり、週刊新潮の方は、貴の花夫人、元アナウンンサーの景子さんが全部悪いという記事。
なにこれ。
あの伝統があるらしい大きい相撲部屋のゴタゴタが、ぜえ~んぶ、おんなの責任だ?
思わず「あ~ん?」と、まじゃとかいうお笑い芸人みたいな突っ込みをしたくなってしまった。
誰の責任かを暴いたごとく書くのは、男社会のガス抜き装置、週刊誌の常套手段だけれど、いずれも、揃いも揃って女ひとりに責任をなする大見出し。
恥ずかしい。
男たちはそこまで堕落したのか?
「全部、ぜーーーんぶママが悪いんだ。だって僕より長男を、長男だけを愛したんだもの。ママのバカ」
と語る次男の話と、
「弟は年上の嫁に牛耳られて己を失しているのだ」
と語る長男の話。
(すいません、読んでませんが、多分こんな内容と思うので...)
男として、あるいは職業人、公人としての彼らの責任や美意識はどうなってんの?
相撲部屋というのは、大きな家族みたいなものだ、と聞いている。
女将さんというのは、家族に対する情を殺し、息子も弟子も同等に差別無く面倒を見なくてはならないと聞いている。
女に、そんな不自然なシステムを無理矢理こなさせておいて、システムの破綻に対する意識も薄く、現在、何がどうなっているのかさっぱり把握できない自分たちを棚に上げ、人ごとみたいに身内の女たちに責任をなする。
これって、もっとも男らしいとされる日本の国技、格闘技の頂点を極めた男たちがして良いことか?
あ~、びっくりした。
日本の男、やっぱ、だめだわ。
コメントする