欲張りと浮気性の間

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 常連客というものになれない。
 ひとつ所に落ち着けない。
 その道一筋ということばが嫌い。

 好きなのは、気の向くまま、風まかせ、流れに乗る。
 あるいは、適当、場当たり、その場凌ぎ...。

 計画性がない。
 先のことを余り考えない。
 今が何とかなっていると、まあいいか、と思う。

 思いつきは多彩で、少々無理があっても突き進んでしまう。
 結果、様々、周囲にストレスを与えているだろうと薄々知っている。
 けれども、何だかそのことがきっかけになって、事は雪だるまが大きくなるように発展している。

 欲張りだという自覚はない。
 ただ、人と知り合うことや、ともに何かを完成させることは大好き。
 当たってくだけろ。
 それで気がつけば、たくさんの人を知り、仲良くなっている。

 素晴らしいと思う人を、その人を生かしてくれそうな知り合いにせっせと紹介する。
 すると、あちらからも素晴らしい人がやって来る。
 その人がまたさらに、素敵な人を連れてくる。
 また新しいことを思いつく。

 自分はとんでもない欲張りか、とも思うけれど、親友シバ君の考えに従えば、欲にも色々種類があるらしい。
 無欲を貫く欲もあり...。

 私のことを「気紛れ」と思う人もあり。
 たしかに、久し振りに会う度毎に入れ込んでいるものが変われば、そう思われても仕方がない。
 ただし、自分の中では、入れ込む対象には、説明し難くも、ものすごく一貫した背景があったりして。

 たくさんの人や興味の対象を集めるのは、収集癖にも近い。
 そして、その集めたものにフェティッシュなのが私の生きる道である。
 毎度、快感に耽溺しては、ついにここまで悟ったぜ、と良い気分になっている。
 先が心配ではある。

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このページは、kyokotadaが2005年7月 9日 19:17に書いたブログ記事です。

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