つまりはアデクションか?

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 鬱々としている。
 春は木の芽時と言って鬱病の季節である。
 おまけに更年期障害かも知れない。
 さらに、仕事がヘヴィ。

 どうしてこうなっちゃうのかなぁ、と考えながら、もしかすると私は感動アデクションかも、と思った。
 感動すると、アドレナリンがどばっと出る。
 頭の中には快感を呼ぶ化学物質があって、それが出なくなると禁断症状が出るのだ。
 パチンコ中毒とは、7が3つ並んだとき(違うかも?やったことないので)にどばーーーっと快感物質が出て、そのイイ気持ちを再体験したいという欲求に負け続けている人のこと。
 ドラッグで考えると分かりやすいけれど、日常の色んなことでもこれが起きている。

 たとえばi-podや携帯電話、テレビに活字。
 コーヒー、タバコ、アルコール。
 お喋り、電話、ネット、メール。

 おおー、みんなして色々なものに依存している。

 私は、人前で歌ったりする。
 あるいは本を書いて出版したりする。
 それはものすごいプレッシャーなのだけれど、達成感というものがある。
 刺激もある。
 感動もある。

 すると、いつもそれが続いていてほしいと感じるようになるらしい。
 けれども、どーやら体力がついていかない。
 ライブをするには、その日までに準備すべきことが膨大にあり、練習やら歌覚えにはかなりの忍耐と集中力を要する。
 本を出すのだって、毎日コツコツ資料を当たり、原稿を書いて半年がかり。
 そしてついに成し遂げた後には、達成感と引き算するとカスも残らぬといった抜け殻のような私がおるわけで...。

 ピアノの由美子さんは
 「いつも盛り上がってたら疲れるよ」
 と言った。
 名言である。
 しかし、私はアデクションなので、アドレナリンの出る機会が減ると激しく鬱っぽくなる。

 友だちと酒を飲むとか、お喋りをするとか、セッションするというくらいでは、とうてい納得行く量の脳内物質が出ないわけで、もっとすれすれっぽい、スリリングで気が遠くなるような出来事がないと元気でおれない。

 外人部隊に入ってみようか。

 役に立たないか...。

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このページは、kyokotadaが2006年4月 6日 19:37に書いたブログ記事です。

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