忙しい。
自分で撒いた種とはいえ、忙しすぎる。
そのため、スケジュール管理は止めることにした。
自分でスケジュールを決めようとすると、呆然とするのである。
何かを減らしたいと思うが、何をどう減らせば良いのか分からない。
仕方がないので、仕事以外の時間は、ひたすらぼーーーーーーっとすることにしている。
今日は、久しぶりに涼しい。
「すずしいなー」と喜びながら、おむすびを食べ、梅ジュースを飲む。
憩いである。
忙しすぎて困るのは、頭が冴えて眠れなくなることだ。とくに、曲を書いたり、詞や文章を書く仕事では、いたずらに頭が冴え渡って、変にハイになり、眠ったと思ったら目が覚め、次にはなかなか寝付かれず、成り行きでほとんど寝ずに毎日過ごすことになってしまう。
眠れないとき、私はたいてい妄想している。
曲のアレンジやアドリブを思い浮かべたり、頭の中で企画を膨らませたりする。多分、仕事と言えば仕事だけれど、私の場合、それらはもう「楽しい妄想体験」という、レクリェーションになっているようだ。
暗闇の中で寝返りを打っている私の頭の中には、ジャズのカルテットがいてどんな曲でも演奏してくれるので、それに乗って歌い回しを考えたり、スキャットしている。もちろん声は出さず、どこまでも頭の中で、である。これを続けていたお陰なのか、小原哲二郎さんがセッションで突然、「ドラムと歌のデュオでやろう」と言ったときも、不思議とできたりするようだ。
夜中の3時頃から明け方まで、「うーーん、眠れない」と思いながら、さんざん弄ぶ多量の妄想が、昼の間、意外に受けの良い「企画」としてまとまったりもする。
妄想は、別に夜中に限らず、昼間の「ひとりブレスト」の時間にも湧き上がりまくっている。白い大きめの紙と、日頃から、思いつきや抜き書きをためてあるメモ帳を前に置き、変なことをいっぱい考える。
考えながら、その断片を白い大きい紙に地図や絵のように書き入れて行くのだ。その紙を見たスタッフのにこちゃんは、当初「多田さん、疲れている」と思ったそうだ。だが、それは違っていた。字を間違ったり、言い間違ったりしているのではなく、駄洒落てみたり転けてみたり、ちろっとはずすことで、物事はあらぬ方向へと展開し、さんざん色々なものを拾ってひとまわり、ついには元に戻って来たりもするのだ。
今ではにこちゃんも馴れて、私のしょうがない駄洒落をネタに、新たな妄想へと走り込み、別の世界観を提示してくれることすらある。
こういうのは、自然増殖するのだ。
眠れない夜中には、ミュージシャンから変なメールも来る。それでまた、布団の上に座り直し、彼らの頭の中を心配しながら再び妄想するのだ。
自分で撒いた種とはいえ、忙しすぎる。
そのため、スケジュール管理は止めることにした。
自分でスケジュールを決めようとすると、呆然とするのである。
何かを減らしたいと思うが、何をどう減らせば良いのか分からない。
仕方がないので、仕事以外の時間は、ひたすらぼーーーーーーっとすることにしている。
今日は、久しぶりに涼しい。
「すずしいなー」と喜びながら、おむすびを食べ、梅ジュースを飲む。
憩いである。
忙しすぎて困るのは、頭が冴えて眠れなくなることだ。とくに、曲を書いたり、詞や文章を書く仕事では、いたずらに頭が冴え渡って、変にハイになり、眠ったと思ったら目が覚め、次にはなかなか寝付かれず、成り行きでほとんど寝ずに毎日過ごすことになってしまう。
眠れないとき、私はたいてい妄想している。
曲のアレンジやアドリブを思い浮かべたり、頭の中で企画を膨らませたりする。多分、仕事と言えば仕事だけれど、私の場合、それらはもう「楽しい妄想体験」という、レクリェーションになっているようだ。
暗闇の中で寝返りを打っている私の頭の中には、ジャズのカルテットがいてどんな曲でも演奏してくれるので、それに乗って歌い回しを考えたり、スキャットしている。もちろん声は出さず、どこまでも頭の中で、である。これを続けていたお陰なのか、小原哲二郎さんがセッションで突然、「ドラムと歌のデュオでやろう」と言ったときも、不思議とできたりするようだ。
夜中の3時頃から明け方まで、「うーーん、眠れない」と思いながら、さんざん弄ぶ多量の妄想が、昼の間、意外に受けの良い「企画」としてまとまったりもする。
妄想は、別に夜中に限らず、昼間の「ひとりブレスト」の時間にも湧き上がりまくっている。白い大きめの紙と、日頃から、思いつきや抜き書きをためてあるメモ帳を前に置き、変なことをいっぱい考える。
考えながら、その断片を白い大きい紙に地図や絵のように書き入れて行くのだ。その紙を見たスタッフのにこちゃんは、当初「多田さん、疲れている」と思ったそうだ。だが、それは違っていた。字を間違ったり、言い間違ったりしているのではなく、駄洒落てみたり転けてみたり、ちろっとはずすことで、物事はあらぬ方向へと展開し、さんざん色々なものを拾ってひとまわり、ついには元に戻って来たりもするのだ。
今ではにこちゃんも馴れて、私のしょうがない駄洒落をネタに、新たな妄想へと走り込み、別の世界観を提示してくれることすらある。
こういうのは、自然増殖するのだ。
眠れない夜中には、ミュージシャンから変なメールも来る。それでまた、布団の上に座り直し、彼らの頭の中を心配しながら再び妄想するのだ。
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