地図を買った

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  ワールドカップサッカーを見ていて、ウルグアイとかパラグアイとかとペルーやブラジル、アルゼンチン、そして私の好きな作家ガルシア・マルケスの故郷コロンビアやチリなどが、南米大陸に於いてどういう位置関係にあるのかが知りたくなり、日本及び世界の地図を購入した。

 南米の位置関係については、さほど予想と違わず、「ふむふむ」と見たのだったが、驚愕したのがヨーロッパである。かつて、ユーゴスラビアだった場所が、現在は7つの国に分かれている。紛争地帯であることは知っているが、こんなに細かく分かれなければならない民族、あるいは宗教事情を思って、何とも複雑な気持ちになった。

 日本は島国だから、近隣の国々と袖を刷り合う頻度が少ない。だから、なおさら、「海外」という言葉のまま「外国」を感じている。海ひとつ隔てて刷り合う袖は、地続きに競べるとそれほど痛くはない。

 ヨーロッパの地図をつぶさに見ていて一番驚いたのは、フランスとスペインの国境上に、アンドラというちっちゃい国があったこと。何これ、誰か知ってた?と大騒ぎしてしまった。

 地図は、国単位から、地域単位に縮尺が変わり、さらに詳細なサイズへと移っていく。それでも、町の地図には届かない。その中に住む、人々までには届かない。それほど、世界は広く、多様だ。

 世界の人口は、中国とインドの2国だけで 24億人あまり。両国はそれぞれ10億人を優に超えるが、3位の米国は2億人台。この差、この人口力は本当にすごい。話しによると、国籍を獲得していない隠れ国民を入れると、両国の人口はさらに増えるのだとか。

 私が学生で、社会科で地理を勉強せざるを得なかったときに較べ、国の数は倍以上に増えている。この先も世界の「地図」はどんどん変化し続けるのだろう。多分、さらに小さな独立国へと分かれながら。

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このページは、kyokotadaが2010年7月11日 17:45に書いたブログ記事です。

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