心の中には何がある?

user-pic
0
長く眠ってしまう。
寝床で本を読むのが楽しみだったのに、その本の重さが辛くてすぐ灯りを消す。
昏々と眠って、いくつも夢を見て。
起きがけはなぜか苦しい。
辛い気持ちがする。
心の中に、辛い種がある。
それが、眠っている間に育ち、起きる頃、眠りのためにゆるくなった警戒網を破って意識に上るのだ。

辛いことは、人によって様々で、意識に上らないこともある。
日常に、悲観しやすいとか、怒りっぽいとか、その人の性格のように見える形で出る。
その根元は、心の中の出たくとも出られない場所に育つ、哀しみや孤独だったりする。

誰かがそれに気づくと、愛が生まれるけれど、気づけない体質の人々の中にいては見出されることが無く、ただ、いたずらに大きく育ち、マグマを溜める。
自分を損ない、周囲を損なう。
けれども、日常では、それこそ人の営みで、その取り扱いに多く時間を掛け、対処して過ぎていく。

心の中には何がある?
良いものも悪いものも、何もかも全てある。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://tadakyo.web5.jp/mt/mt-tb.cgi/178

コメントする

このブログ記事について

このページは、kyokotadaが2011年2月18日 11:20に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「雪が降って...」です。

次のブログ記事は「Twitterをやってみた」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。