「暗い人」という評価

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しばしば、他人様から「暗い」と評価される。
「音楽やってんのに、表情が暗い」
あるいは、
「表情がない」
さらに
「もっと明るくならないとね」

困ってしまう。
これで、最も無理しない表情である。

長年、自分のことしか考えられなかった様子の夫が、最近の私を見て、しみじみのように
「負荷の多い人生だね」
と評価した。

君もそのいわゆる、「負荷」のひとつではあるが、と思いながら、そのような慰めを言えるようになった夫をありがたくも思う。

音楽をやっている私に対して、皆様は好き放題にイメージを創りあげる。
たいていの方が私について
「独身、酒飲み、家事はしない、パトロンがいる」
と見るらしい。
事実は
「既婚、子ども3人、下戸、家事は人並み、世話の焼ける夫を育てている」
である。

それに加えて、困ったときや事件の時にしか連絡してこない実家というものがあり、これまで55年の実績を見るにつけ、どうも精神的に問題がありそうな家系でもあるらしく、様々な要因で気が休まらない。

その上、小さいながら、一応会社の社長である。

これで夜、薬を用いずに寝られているというだけで、私は自分の精神力に深く感謝するのである。
そういう私に
「もっと愛嬌のある顔をしたほうがいいよ」
とか
「明るくなんなさい」
と説教する方たち。
申し訳ないが、これでも必死なんです。



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このページは、kyokotadaが2011年3月 7日 12:50に書いたブログ記事です。

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