友だちに会いたいぜ!

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疲れてくると、田舎の友だちに会いたくなる。
私の場合は、女子会というのが無くて、男子の中に混じるのだが。
高校時代の友だちとは、心置きなく色々な話ができる。
辛いこともしんどい気分も、まあ、ありがちでしょ、という程度で。
周囲には、少しのことで大変そうにしている人々もあり、それは甘いっしょ、と考える。
苦労と呼ばれる色々には、体験した者同士でしか分かり合えない部分が多い。

それぞれが、それぞれの苦労を抱えてはいる。
それは納得できる。
自分も若い頃から、いつだって苦労していると思ってきた。
けれど、さらに、さらに、大変な苦労が続くと、かつて苦労だと思っていたことは、そうでもないことだったのかも知れないと考え始める。

それでも、辛いことにはやはりそれぞれの程度があって、いまでも、一番辛かった体験を名指しすることができる。
それを通り過ぎて、強くなるのかといえばそうではなく、トラウマになったことを自覚しなくてはならない。忘れていることが突然甦って驚くこともしばしば。
つまり、心に禁忌をたくさん抱えてしまうということだ。
負荷を減らすべきか。
けれども、積極的に打って出ないなら、スリルや楽しみもなくなる。
何より、生存できなくなる。

両方受け入れなくてはならないのだ。
希望を持って打って出て、負荷がかかりすぎたらちょっと引いて。

疲れた時、友だちに会いたくなるのは、そういう私の人生に降りかかった負荷の数々をたいてい知ってくれているからだ。説明抜きで分かってくれる。つまり話が早い。説明するのもしんどい時すらあるのだし。
互いに相当しんどいと、ただ頷いて、しんどいなぁ、と言い合って終わる。
それで、かなりラクになる。
しんどいなぁ、しんどいさ、でも友だちで良かったねぇ、言い合う相手がいてさ。

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このページは、kyokotadaが2011年6月27日 10:55に書いたブログ記事です。

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