吉祥寺Foxholeのご紹介

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吉祥寺は、大学時代を過ごした街。
母校は、北町にある成蹊学園大学。
ここのジャズ研究会で、未だにプロとして活躍している友だち大勢と青春したのだ。
高校生だった頃は、中央線全体が憧れ。
フォークの時代だったので、阿佐ヶ谷とか高円寺、吉祥寺などは聖地だった。
大学でジャズをやり、偶然色々な店で高田渡さんはじめとする音楽人に遭った。

しばらく、吉祥寺から遠ざかっていた。
渋谷に行くことが多かった。
それがこの頃、休みの日などすぐ吉祥寺に出かけてしまう。
エスニックの服、絵本、紅茶、レコードなどなど、コアな専門店のクォリティは、全国一かも知れない。

歌のお弟子さんが、吉祥寺に新しくジャズの店がオープンするので行って上げて下さい、と教えてくれた。北口から北町方面に向かって高架沿いに行くとある。
Foxholeという。
このマスターが秀逸。
オーディオが素晴らしい。
そしてかかるアルバムが面白い。
全然知らない音楽ばかり。
ブラジルとかヨーロッパとか、無名のまま亡くなった歌手とか。
だいたい、知らない音楽はつまらないことが多いものだが、マスターのかけるLPは凄く良い。

マスターは青木茂という、野球選手のような字面だが、職人風の地味な人である。
しかしこういう人は多分、中味が鋼鉄のように頑固なのである。
かける音楽だって、自分が気に入りまくっているのでないと嫌だ、絶対に。

そして食べものが美味しい。
ひとつひとつの素材の味が、いい。
私も料理が得意なので、何故美味しいのか分かる。
良い材料を使っている。
火の使い方が分かっている。
つまり、頃合いを察知している。

私は、青木さんに、未だ私の知らない音楽の数々をご教示願いたいと切に思う。
青木さんは、はっきり言って商売が下手だ。
それをとても気にしている。
店を開いて半年以上になるが、フライヤーもホームページもない。
わざと作らないのではなく、午から店を開けてせっせと働いているので余裕がないらしい。
しかし、とても良い店だ。
だからみんな行って。

私は、7月9日に、このお店でギターの加藤崇之とベースの多田文信とでライブをやることにした。
ブッキングの時、マスターが、クーラーがないので暑いかも知れません、と言うではないか。
クーラーを買う予算がない。
従って今から、お店を流行らせないと、ライブは汗だくになってしまう。
週一ぐらいで行かないと。
そして宣伝しないと。

みんな行ってあげて。
そして、マスターに話しかけてあげて。
そして、お友達に紹介して。
良い店だから。


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このページは、kyokotadaが2011年5月31日 12:02に書いたブログ記事です。

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