時間の流れ方

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昨年末から病気をしていて、約2ヶ月くらい、目が見えにくかったり疲れやすかったり、不自由していた。
その間、2ヶ月もボーッとしていたのだ。ほとんど、休養、静養優先で、ボチボチな感じだった。
3月から、また少しずつ様子見ながらの仕事復帰。
そして、うちの会社としては大きな仕事になった中牟礼さんのCD発売が3月14日。その後、リリース記念ライブ、取材数回、地方への帯同などなど、色々なことをした。その間には、日野さんゲストの生田さち子さんのピアノトリオのレコーディングと、プロモーションの打合せなどもあり、自分自身の仕事として、オペラの本のゲラ読みに、ボーカルのレッスンもしている。会社の仕事としてのブッキングや経理もする。
こう書くとすごく忙しそうだが、結構良く休んでいる気がする。

時間の感覚がすごく変だ。
休んでいたのは一瞬な感じがし、復帰してからは半年分くらい色々なことをした気がする。
けれど、気忙しい感じは皆無。

よく、夢は時間の感覚が編集されたり、圧縮されていると言われるが、日常がそんな感じ。

ミュージシャンって、演奏している時間は毎日の中の数時間だけれど、それが一日の中で最も濃い時間だ。だから、それ以外の時間と流れる速度が違っている。
1時間のステージなんて、一瞬で過ぎる。

原稿を書いているときも、時間は早く流れる。
ふと気づくと2時間3時間経っている。

昨日、家の掃除をした。
くたびれるほど作業しても、数十分だったりする。
料理も然り。
3品作っても1時間とか。

だから、土日続けて休むとすごく時間が余る。
だからといって、ちょいと絵を描くというわけには行かない。
絵を描くとなると、体力を確かめる。
気力体力充実していないときは止める。
だらだら描くとつまんないから。
そして、描き始めると、少なくとも気が済むまでに3時間くらいはかかる。

私の休日は、人と会わないためにあるかも知れない。
毎日たくさんの人と会うので、たまに会わないようにする。
すると、会うのが楽しみになってくる。
人に会わず、何もしないで退屈している時間に、期待とか憧れが静かに発酵してくるのだ。

休日はパソコンにも触らない。
そうすると、だんだん仕事がやりたくなる。

その挙げ句、独り言を言った。
「打ち込める趣味を持たないと」
自分を笑ってしまうほどの、欲張りだ。

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このブログ記事について

このページは、kyokotadaが2012年4月20日 11:35に書いたブログ記事です。

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