私事が大事

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成り行きで会社などを作ってしまい、すると、長いこと「会社」的な考え方をしなくてはならない気になり、それでこの数年かつて経験したことの無い気分になっていた。

本来、歌ったり書いたりする人というのは、ふらふらすべきで、会社を興したりしてはいけないんじゃないか。
時々会社に使ってもらう方がいいのだ。
馴れないことを深くも考えずにしていたせいだろうか、「会社」を運営していると思うだけで、何か別の生き物を飼い慣らそうとしているかのような、変な感じがあった。
気分はいつもちょっと憂鬱だったし、なかなか自分本位になれなくて不自由でもあった。

いえ、だからといって会社を解散しようというわけではありません。
それはそれとして、自分を解放しようということです。
大事なのは、私事。
自分のしたいこと、自由にすることを大切にしたい私が、方途として会社っていうものも使える、と考えようとしてます。

営業時間内は決まった場所にいなくてはならない。
電話に出なくてはならない。
いつも経理のことを心配しなくてはならない。

そういうことばかり思うと、全然嬉しくないのでした。
では、嬉しくなるためにどうすればいいのか。
思いついたことを一つずつ試してみて、次第に会社は小ぶりになっています。
小さく、けれど動き回るのが楽になっています。
つまり、構えではなく、場所でもなく、ただ組織としてあるような。

やっとこの境地なので、もっと歌ったり、書いたりしたいと思います。
会社の機能の半分は自宅に置いて、ご飯を作りながら仕事をしたり。
時には外をうろうろしながら仕事の連絡を取ったり。
自分を解放するとか、自由にしてやるというのは、何でもないことのように見えながら、それはそれで取り組んでみるとなかなか難しいものです。
でも、自分を伸び伸びさせることに怠けてはいけませんね。

いつも工夫。
いつも改善。
でないと、私のような生まれ育ちの人間は、勝手に自分を檻の中に入れてしまいがちなのです。

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このページは、kyokotadaが2013年7月19日 14:18に書いたブログ記事です。

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