思い出とか過去とか

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家の本棚を整理した。
事務所にあふれかえっている資料を移動しなくてはならないため。
子供たちの小学校時代の作文や「健康カード」なんかも出てきた。
昔頂いた書簡、年賀状。
仕事するほどの余裕がまだなかった育児中の書き物。なんとノートに手書きだ。
読み返すと、ほとんどのことを忘れていた。
何があったか、何をしていたか、じつは漠然としか覚えていないものなのだと、改めて分かった。

自分の書いたものがそれほど下手くそでなかったのには驚いた。
仕事をし始めてから筆力が付いたと思っていたが、どうしてなかなか良く書けている。

文通していた友人の手紙には1995年の消印。
もう、18年前って本当か?
今どうしているだろうか。お元気に活躍しているだろうか。

取っておきたい物と捨てるものを分けて、使いかけも含めたくさんのノートを捨てる袋に埋葬した。
メモやら日記やら。良く書いたな。息するみたいに書くのだ。子供の頃からそうだった。それが安定剤代わり。

子供たちが大人になって、私は過去を整理している。
その気持ちは次に行きたいからみたいだ。
何か色々なことが終わっていって、私はずいぶん新しくなっている。

人は変わり、変わるにつれて世界も変わる。だから、過去に囚われないように。
「それはもう昔のことでしょ」
という声が聞こえる。
昔は昔なのだ。今は違う。
昔はしっかり私の足の下にあるけれど、今は昔と同じではない。
それをいつも思い出すようにしている。
反復しないこと。
いつも新しく、必ず新しく。



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このページは、kyokotadaが2013年8月16日 15:20に書いたブログ記事です。

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