ウィーンフィルのベートーヴェン

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昨日(2014/2/16)のEテレ21時からは、ウィーン楽友協会オーケストラによるベートーヴェンの8番と9番だった。指揮はティーレマン。
これまでベートーヴェンのシンフォニーはあまり好きじゃないなぁ、と思っていた。
何となく粗暴な感じで。
ちょっとうるさいなぁ、とか。
カルテットやピアノ・ソナタはすごく好きなものもあるけれど...。

ところが、昨日は聴き始めてからずっと、感動していた。
静かなのだ。
激情がほとばしる9番の最後になってまで、静かなのだ。
閑か、という漢字の方が合うかも。

ここの部分は、他のオケならこういう風に鳴らないな、と思う箇所が随所に。
それは、ウィーンならではの音楽だ。
ウィーンフィルというと、ニューイヤーコンサートばかりで見てしまうので、モーツァルトやベートーヴェンが暮らし、骨を埋めた地として思い出すのを忘れる。

彼らが生きていた時の、テンポ感とか、鳴り方とかが残されている。
きっと、本来のベートーヴェンは、このような音楽だったはずだという、そういう8番と9番、シンフォニーだった。
深く感動。


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このページは、kyokotadaが2014年2月17日 17:10に書いたブログ記事です。

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