オリジナル曲のその後

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オリジナル曲のリハーサルをしてみたところ、まぁ、それほど悪くないのではないか、という感触。
とは言え、とても良いということでもなく、微妙かな。
歌い込むことで変わる要素もありそう。

曲というものは、アレンジをどうするかで全く方向性が変わってしまう。
加藤先生が、「ジャズだとこのコードだな、しかしこれはクラシカルな方が良いからこっちかな、ポップスだとこうだな」と独り言を言いながら色々弾いて下さり、私は「そうだな、方向性を決めないとな」と、いちいち感心しておりました。
商売用ではない場合、オリジナルは「自分なり」のものであるか否かがとても大切なのだと再認識した次第。
自分の来歴とか、感じ方とか、音楽への愛とか、人生とか。

恋の歌などを歌ったり作ったりする時は、若かりし頃の素敵な恋愛経験を記憶の蔵から持ち出してくる。実際にそういうお相手と巡り会えたかどうかが、歌い手にとっては、とても重要な事だと思う。私には、歌に役立っているお相手が一人だけいた。
ドラマみたいな行動をさらりと取ってくれる人だった。
面食らいながらも、なかなか悪くないと思った。
結局長続きはしなかったけれど、その時の素敵な記憶はずっと、私の中で歌の素材になっている。

愛の歌は、愛のように。
若い頃の振幅の大きい感情を、いつまでも忘れないで。

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このページは、kyokotadaが2014年3月25日 14:48に書いたブログ記事です。

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