今年も暮れていきます。

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2015年が過ぎようとしています。
今年の年末は、ライブ三昧。自分のライブも、親しい方たちのライブ観戦も、セッションも含めこれまでになく音楽と共に過ごしました。

そして、少し心境の変化が起きつつあります。
方向性を変えよう。
その思いが強くなりました。

生きていると、色々な事が起き、潮目が変わっていると感じることがあります。
それは、大きな事件がきっかけのこともあり、少しずつの違和感が募った結果のこともあり、様相は様々。
今回の変化は、小さいあれこれが積み重なった結果のようです。

9年前にスタジオを作ってから、地元の音楽や文化の発展に貢献できたら良いな、という気持ちで進んできました。音楽祭を企画したり、スタジオでセッションを開催したり、たくさんの生徒さんたちと歌の勉強もしてきました。
母校の軽音やジャズ研のOB会にも顔を出し、人を集めて交流してみたり。
そしてこの年末、そろそろそういうことは一段落かな、という気持ち。

今年の年末のライブは、いつもと違う設定でした。
ベースの金澤英明さんが1年間の活動の中で出会ったたくさんのミュージシャンとコラボするというもの。5日間にわたるこのイベント中、重鎮中牟礼貞則さんとのライブでは、本当にジャズを愛していて、これまで長年聴いてきたお客様の前で歌う機会を得ました。それは、深い感動を呼ぶライブでした。理解されている、という手応えへの感動。そして、素晴らしいラインナップの中に入れて頂けたという喜び。

このイベント、3日目のライブでは、これまで何度も聴いてきた、アーロン・チューライのピアノとTOKUのボーカルで、信じられないほど高度なコラボを聴きました。
世界級を目指す人々の精進の姿は、まさに近頃、幾分状況に対してシニカルになりつつあった私の眼を覚醒させてくれました。
そうだった、もっと本気で勉強しないと、と心から感じた次第。
自分のことにもっと、もっと真剣になろう。
歌うこと、理解すること、音楽を探すこと、創ること、そして感じること。
便利屋でいないで、しっかりと自分のことをやろう。

いつの間にか時は過ぎ、来年2016年は会社設立から10年目に当たります。
私は還暦を過ぎ、人生のエッセンスを表現に込めて良いと思える年齢になりました。
すでに、たくさんの世界級のミュージシャンと知り合っていて、すぐ隣にいてくれるのに、遠慮して一緒にやろうとすることに躊躇していた事にも気づかされました。

気づかぬうちに、私は滞っていたように思います。
怠けていたつもりはなかったけれど、少し視野が狭まっていました。

だから、今までと仕事の仕方が大きく変わるわけではありませんが、心映えは明るく開けて行くように思えます。

そんな今年の総括と、来年に向けての抱負です。
年が明けたら、すぐにレコーディングを始めます。
1年かけて、納得の行くものを創りたいと願っています。

皆様、今年もありがとうございました。
来年も、今まで以上に素晴らしいひとときをご一緒できますように。
どうぞ、佳いお年をお迎え下さい。

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このページは、kyokotadaが2015年12月28日 16:14に書いたブログ記事です。

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